お知らせ
私が委員長をしている、公益社団法人福井青年会議所 4月度LOMの魅力発信委員会委員長挨拶より
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みなさんこんばんは。今年も3ヶ月が過ぎ4月となりました。このあと当会議所の大きな事業である育都祭が5月に開催され、夏休みにかけてふくい人事業も数多く開催されることとなります。3月においては、足羽川清掃、3月公開例会に年度末のお忙しい中、参加いただきありがとうございました。4月からは比較的時間がとるようになると思いますので、積極的な参加をお願いいたします。これは、広報委員会としての取材についても同様です。
人はインセンティブだけで動くのか?
さて、今日は先日知った面白い記事を交え、皆さんの積極的な参加をお願いしたいと思います。それは、『その問題、経済学で解決できます。』という本に掲載されている面白い実験です。イスラエルに募金の日というのがあるようで、慈善目的の募金を集めるために、高校生180名を募り、以下の3つのグループ、60人ずつに分けて実験を行いました。グループ1は、慈善事業の意義を十分に説いて募金集めに向かわせ、グループ2は、グループ1に聞かせた話に加えて、集めた募金額の1%相当の報奨金として個人に払うと約束して募金集めに向かわせ、グループ3は、集めた募金額の10%が払われると告げて募金集めに向かわせました。これは、インセンティブという考え方からすると、グループ1は金銭的なインセンティブはなし、グループ2は募金集めの成果、つまり集まる金額を損なわない程度のインセンティブ1%、そしてグループ3は10%と大きな金銭的なインセンティブを設定したことになります。
意義は人を動かす大きな動機のひとつ
さあ、結果はどうだったでしょうか。
結果は、金銭的なインセンティブがないグループ1が一番集め、次にインセンティブ10%のグループ3、最後がグループ2となりました。これは、2つのことが分かるかと思います。1つは、金銭的なインセンティブはたっぷり払うか、まったく払わない方がいいということ、2つ目は、仕事や事業などの意義をしっかり伝えることが重要であり、逆に微妙な金銭的なインセンティブを加えると、本来の意義がぼやけてしまい、このような結果になったと考えます。
このことは平たく言うと、「意義」の為に頑張るのか「お金」の為に頑張るのかを明確にした方が人は動くということを現しています。青年会議所の活動においては主に「意義」の為に頑張ることが多いかともいます。そして自身の会社などを振り返っていただくと、「お金」のために会社スタッフ一同日々頑張っているかと思います。その中でも、ぜひ青年会議所活動の「意義」の為に頑張った経験を、「会社での仕事の意義」へ変換し、そしてスタッフの方々にお伝えして頑張っていただくことが、結果より多くの「お金」が集まり、会社の繁栄につながっていくと考えています。
6月例会を控え、また4月から取材対象の事業が増えてまいります。今一度、皆さんの積極的なご参加をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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最後までお読みいただき、ありがとうござました。
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