お知らせ
先日配信され、北米で大きな話題となったゲーム「ポケモンGO」が日本でも配信となりました。早速、手持ちのスマホに入れてみて思ったことなどを。なお、ゲーム全般が苦手なので、ゲームの詳しい内容や攻略については記載することができませんので、ご了承ください。
ゲームというよりは、SNSに近い
ポケモンGOは、スマホのGPS(位置情報)を利用してリアルの場所を歩くなど移動することで、モンスターに出会い、それを捕まえコレクションしたり戦わせたりするゲームのようです(間違っていたらすみません)。ポケモンのゲームを一度もプレイしたことがなかったので、感覚としては、GoogleMapやGoogleEarthであちらこちらに出かけたり、ナビに使ったりしている感覚に近いものでした。
ただスマホのカメラと組み合わせAR(拡張現実)、カメラで映った現実の画面とモンスターが重ね、あたかもそこにモンスターがいるようにしていることや、GPSで方角を意識させているのは面白いと感じました。例えば、モンスターが右にいたとすると、反対の左にスマホを向けてしまうとモンスターは見えなくなってしまいます。
(このような感じに画面に出てきます)
そしてニュースなどで話題のモンスターを探し町中をスマホ片手に人々が、あちらこちらで歩いている姿を見かけることになります。この光景を観察してみると、やみくもに探すのではなく、集まる場所などもある程度決まっており、戦わせる場所などがあったりします。
この行動は、昔ゲームボーイを持ち寄り子供たちがポケモンを戦わせていたものを、GPSを使い自然と集まってくる仕組みを作ったように感じました。ただ、ここでポイントなのは、ゲームボーイは「友達同士が声を掛け合って」集まり、ポケモンGOは「ゲームを介して人が自然(誘導されて)と」集まる点です。
この交流の方法は、どちらかというとSNSのような感覚で、なるほどと感じました。確かにオンラインゲームでは珍しい流れでもないのですが、ポケモンGOではネット経由で知り合いになり、さらにオフ会で顔を合わせ交流するようなイメージに近いでしょうか。
ポケモンGOを集客に使えないか?
今回の動きを見ていて思ってたことは、インターネット上で完結しない商材、リアルでのコミュニケーションや来店などの行動が必要な商材の課題解決方法の一つになりうるのではないか?ということでした。ゲームを介してインターネット上から来店を誘発しているポケモンGO。例えば、マクドナルドは連携していて、お店に行くとモンスターなどがたくさん出るようです。
特に、リアルの地図と組み合わさったポケモンGOの地図は平面なのですが、そこに立体で飛び出すフラグ(ポケスポット)があり、非常に目立ちます。そこにいくとモンスターなどがいたりするので、皆はそこを目指して集まります。このスポットを自分のお店に設定して、集客できないか…となります。
今までのポータルサイトやホームページでの来店施策のひとつ、クーポンや割引で行動を誘発する場合と違い、そこへ向かうべき動機がしっかりあり(モンスターを捕まえる)、さらに来店すると特典があることにより、ついで買い(アップセル)やサービスの良さを体感してもらった後のリピートのキッカケにしやすいと考えます。
近年、インターネット上の広告や集客を考えるときに、検索エンジン、動画サイト、各種SNS、ゲームなど多様多種なプラットフォームが存在し、各々をユーザは使い分けている印象はありますが、ターゲットごとにインターネット利用の比率が高いプラットフォームは決まっていることが多いと感じています。
そんな中、ポケモンGOのインパクトは少なからず大きなものになりそうな気がしております。そして、近いうちにインターネットからの集客ツールとしても注目を浴び始めるのではないかと思います。マクドナルド以外の企業に広告メニューとしてポケスポットがリリースされる楽しみに…。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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