お知らせ
おはようございます、印刷屋のオペレーター時代に
名刺デザインに苦しめられた水切です。
今では、ディレクションとして何となく感覚でコメントするだけで、
デザイナーがしっかり作ってくれるので大変助かっています(笑)
さて、名刺デザインにおいてオペレーター時代に学んだことが、
今のところ、まだ役に立っているので少しだけご紹介。
名刺の役割を決める
名刺をデザインするにあたり、一番最初に今回作る名刺の役割を決めましょう。
・名前を知ってほしいのか
・会社名を知ってほしいのか
・会社、事業に興味を持って欲しいのか
・会社の規模感を伝えたいのか
・とにかく印象だけ残したいのか…など
一見、どれも同じように見えますが、実は違っていたりします。
例えば、「名前を知ってほしい」場合は、
名刺の表面に「名前」だけを入れ、詳しい情報は全て裏面にする方法があります。
この方法は、政治家の先生方の名刺などでよく見かけます。
また、役職名が長い名刺の場合、組織が大きいのかな?と名刺を受け取った人は
無意識に意識したりもします。
このように、名刺という55mm×91mmのカードから
多くの情報(イメージ)を伝えることが可能です。
名刺デザインの自由度は上がっている
昔は、名刺デザインというと白ベースに会社ロゴや住所を先に印刷し(印刷機の都合上)、
必要に応じて、名前などを黒インクで刷り込むという作業でした。
今では、オンデマンド印刷などで1枚から印刷することが出来き、
1枚単位で名刺デザインを変えて印刷することも可能となりました。
このことから、まず作る前に名刺の役割を決め、
その役割に合わせた名刺を作り、配ることで、名刺の効果を上げることが出来ます。
なぜ、この点をいつも気にするかというと、
昔、BtoBのセールスをして地方のお得意さんを周っていた頃、
名刺を机の上に配っても、捨てられることが多かったからです。
私自身が嫌われていたからかもしれませんが…
例えば、チラシと一緒にホッチキスで名刺が止めてあったらどうでしょう?
そのまま捨てていないでしょうか?
※個人的にですが、分身である名刺は基本ホッチキスなどで止めないことが理想と考えています
このことから、「いかにして捨てられない名刺をつくるか」を心がけています。
ショップカードは良い見本となる
役職、会社として従来通りのカッチリとした名刺が良い場合は別ですが、
名刺を営業活動で利用したい、分身として活用したいとなった場合、
お店のレジなどの横にあるショップカードが非常に参考になります。
そこには、必要とされる情報がしっかり記載され、
アピールポイントである特典の記載があったりと、
何を載せると良いのか?を教えてくれています。
その情報を参考に、自分が名刺に持たせたい役割を思い出し、
必要情報と優先順位を決めると、名刺デザインが半分ぐらい出来上がってきます。
また、この過程でデザインイメージや方向性も大体決まってきます。
(表面はスタンダードなカタチをとりながら、裏面で一番伝えたい事業について
説明をしている名刺。シーンによって、裏面ですぐに営業が可能になる。)
名刺デザインはデザインの基本
だれにお聞きしたのかは忘れましたが、
「名刺デザインはデザインの基本」と聞いた記憶があります。
当時は、大変だったのであまり意識することも出来ませんでしたが、
今はデザイナーにお願いする立場なので、その意味を噛み締めているところです。
ぜひ、身近な営業ツールの1つである名刺を見直してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、カラーのオモテウラ印刷した名刺であれば、
従来のタイプであっても、名刺デザインを凝ったものでも印刷費は同じです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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