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工業立国ふくい

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販売促進の支援をさせていただいているお客様は、どのようなところが多いのかを考える機会がありましたので、気が付いたことなどを。

製造拠点としての福井県

県外に住む経験があるまではあまり気が付かなかったのですが、福井は工業関連会社がそれなりに多いのは事実だと思います。当然、農業・漁業も盛んな方ですが、農業・漁業のみではありません。しかも、全国の生産高などで比較すると気が付きにくいのですが、地元企業がしっかり頑張っている県であったりします。

例えば、鯖江のメガネは、農業だけではなく新しい活路を見出し発展しました。弊社が支援させていただいた企業の一つ、ナック・ケイ・エス様では、農業が中心の地区において、カーブミラーという工業製品により地元活性化に日々尽力されて、シェアは全国70%です。

しかし、これは体感でしかなかったので、福井県が統計している資料より見てみることにしました。なお、まずは福井県内を見た分析なので、全国的に見て、あるいは海外向けにどのように工業製品が活躍しているかは別の機会にと思っています。

企業数や従業員数で生産高が決まるわけではない

暗にわかっていましたが、このように数字に現れると、それはそれで凹む統計が以下に出ています。

福井県工業事業所数福井県工業従業者数
福井県工業製造品出荷数

さて、福井は元々繊維業界において非常に大きな存在でした。その昔、第二次世界大戦時に当時の繊維業の重要性から優先的な空爆の対象として狙わたほどであり(基本、大空襲…)、昔ほど工業において存在感を出していない現在でも、大手メーカーも県内にあったりします。…が、その事実は、企業数と従業員数に現れ、製造品出荷額に反映されていません…。

言うなれば、繊維業は生産コストと売上高のバランスが悪いと捉えられても致し方ない状況になっているという事実です。

その代わり、電子・デバイスが大きいですね。

県外大手企業様の生産拠点の影響と考えられます。岩手県在住時に感じたのですが、中央の生産拠点(その時は自動車系)があるだけで、地方の経済図式は変わってしまったりします。あ、生産拠点に福井を選んでいただいて、雇用と納税、誠にありがとうございます!

注目のトピックスに、化学は県内はもちろん全国でも頑張っている企業様があり大きい事と、その他に入っている眼鏡産業の額が少ないことです。

付加価値における視点の違い

企業や人の数と生産高で比較すると、眼鏡の落ち込みは大きいものです。例えば、プラスチックなどは成型を中心として意外と安定していますが、「アノ眼鏡業界」はどのようにしてご飯を食べているのだろう?という話になります。それが少しだけ分かるかもしれない資料です。

福井県付加価値額の比較

付加価値という視点で見ると、実はトップ5には漏れましたが6位に入っています。このノウハウを製造工場からメーカーに成長されている、または目指している企業様のヒアリングをすると販売促進で大きなヒントになる事が多いと感じています。

と、多少数字を交えながら工業立国ふくいを見てみました。現在の一番の工業立国である愛知県には敵いませんが、弊社が支援している企業様の業種と工業立国ふくいに気が付かされる良い機会となりました。今後もう少し掘り下げていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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