お知らせ
ここ数年、自社ホームページの採用を強化したいというご要望をいただくことが非常に多くなりました。これは、採用にかけるコストが大きかったりそれに対する募集が少なかったりと、企業側における採用環境が厳しくなっている事が大きいかと思います。そんな中で、お客様の採用ホームページや採用ランディングページ(採用に特化したページ)を制作し、お問い合わせをいただいてきた経験から、大事だと考えていることを少しお話しできればと思います。
自社の魅力について改めて振り返ることが大事
採用において、まず一番大事なのは、自社の魅力を改めて振り返ることです。現在、自分たちが思っている自社の魅力とは、採用応募者にとっても魅力となるでしょうか?
いかがでしょう、企業側の都合や言い分とも言える部分がありませんか?
ただし、自社ホームページの場合、ほとんどが企業側の都合で発信していることからも当然と言えます。問題なのは、採用応募者に対して同じものを発信しても、企業の魅力を伝える以前、事業内容にすら関心を持ってもらえない可能性があるという事です。
本来であれば、自社ホームページ制作で企業全体の紹介を考える際に、魅力を見つめなおし構築するのが良いとは思います。ただ経験上、ビジネス上の発信対象者と採用応募者では捉え方や環境が違うため、採用は採用で振り返り、新たに見直した魅力を必要に応じて自社ホームページへ取り込んでいくというのが現実的と考えます。
採用応募者視点で魅力を伝える前に
自社の魅力を振り返り、また新たに見直した後、さらに大事な採用応募者視点による魅力の再構築があります。まだまだ応募要項の表が張ってあるだけの採用ページも数多く見かけることからも、まずは採用応募者視点で考えることが大事になってきます。
ただ、その前に、最初に自社が何を主として事業を行っているか(何者なのか?)、初めて会う採用募集者に自己紹介をする必要があります。
例えば、自社ホームページに採用ランディングページや採用ページを設けた場合、この部分は既にホームページ内の会社概要などで存在しています。しかし、既にある会社概要などはビジネス上の発信対象者に向けた内容です。採用募集者に対しては、分かりやすく簡潔に自社を伝えることが大事になります。そして、この土台がないと、自社の魅力の半分も伝わらないことなってしまいます。
魅力を伝える上で大事なこと
さて、やっと採用応募者に対し自社の魅力を伝えるわけですが、まずは伝える内容を3点以内に絞りましょう。見直すとたくさん出てくると思いますが、優先順位や相手に伝えイメージしてもらう上で最低限必要なものとして3つまで絞り込みましょう。実は、選考に漏れた残りの魅力は採用応募してもらった後に、面談などでしっかり伝える方が効果的だったりします。
ポイントとしては、
・信頼感を与える
・分かりやすい魅力である
・将来性(未来)を感じさせる
を基準として選び、考えていくのが良いでしょう。
実は、この工程を経ると社会における自社の存在価値を見直す作業となるため、非常に意味のある工程でもあります。
応募フォームを有効に活用する
最後に、応募フォームなどにおいて大事なことを。応募フォームの項目は、募集の方針に大きく左右されます。具体的には、敷居を低くし応募数を増やしたいのか、敷居を高くし応募の意思がはっきりとしている人の応募を募るのかです。
例えば、敷居を高くし応募の意思をはっきりさせるために、自己PRの欄を必須で設けたところ、数は少なくとも、しっかりと応募の意思を示し自己PRしてくる応募者がほとんどでした。結果、採用面接時には応募者と企業が、近しい考え方や方向性での話ができ、互いに大きなメリットとなりました。中小企業では、採用人数はそれほど多くなく、また応募数が多いことによる対応の負担もコストとなります。このことから、応募フォームひとつにしても、目的を持って有効に活用することが大事になってきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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